社会人1年目の研修で学んだ「ペイフォワード」という考え方[No.10]


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新入社員のみなさん、おはようございます。

研修は終わりましたか?

早い人は、すでに配属されているのかな?

 

今日のテーマは、「ペイフォワード(Pay it Forword)」という考え方です。

 

これは、ボクが新入社員の集合研修のときに、トレーナーさん(先輩社員:10歳くらい上)から学んだことだ。それ以来、会社ではその言葉に基づいて行動してきた。

ボクが経験した集合研修では、新入社員3~4名でグループを組み、課題に取り組むというものでした。グループごとにトレーナーさんが指導やフォローします。ボクのグループは、外国籍男性、女性、ボクの3人だった。

 

ペイフォワードとは?

 人から受けた厚意(親切)を、次へ渡すこと。

普通、人から受けた厚意は、その人に返そうって思いますよね。この考え方は、ペイバックと言います。
ペイフォワードは、次の別の方にその厚意をしてあげることを言います。

 

トレーナーさんにこんなことを言われた。

「今私がみんなに教えているけど、私に恩を返そうなんて思わなくていい」

「みんなは、先輩から教えてもらったことを、君たちの後輩に伝えてほしい」

「この考え方が、組織を強くするペイフォワード」

 

少し研修の話に戻る。

研修では、2つの大きい課題を同時並行させるという練習をしていた。
1つが会社の歴史を学び、会社の強みを発表するというもの。もう1つは、会社が所有しているスポーツチームの集客に関する街頭調査。前者は3人のグループで、後者は2グループでチームを作り行った。

これが結構きつかった。肉体的にも精神的にも。やることは多いし、期限も決まっている。結構叱られた・・・。

この同時並行の成功ポイントは、分担と協力であった。一人でできる分量には限界がある。でも、チーム内で担当を決め、同じ目標に向かって協力し合うと短時間で大きい成果を出せる。

ボクたちのグループ、チームはこれが成功した。それぞれの課題で、発表コンテストがあった。会社の強み発表は8グループ中2位。街頭調査の発表は4グループ中1位。

この研修の経験は、本当に今の人生に役に立っている。きついことを経験したからこそ、そのあとに待ち受けていた課題にも耐えることができた。

 

そして、配属後・・・ 

社会人1年目は、とにかく先輩のお世話になりっぱなしだった。丁寧に指導してくれた先輩方に感謝しています。
社会人2年目になり、ペイフォワードを行い始めた。
チームに新入社員が配属された。ボクのその後輩に行った言葉はこうだ。

「これから色んな先輩から学ぶと思うけど、それを君の後輩に教えてあげてほしい」

研修で言われた言葉そのままだ。自分の時間を惜しまず、後輩の指導に力を入れていた。上司から「人のことはいいから、自分の仕事もしろよ~」と言われてしまったが(笑)。
そして、チームに新入社員が入るたびにこの言葉を伝え続けた。

 

社会人4年目に嬉しかったことがある。

自然と、後輩(社会人2~3年目)が新入社員を指導する流れができていたことだ。

ペイフォワードの本質はこれだ!と実感した。
社歴が上がるほど仕事は忙しくなる、そのときに後輩が育っていないと、自分の時間を費やしてします。この後輩が後輩を指導する文化があれば、自分が指導しなくても後輩は育つ。後輩が指導しきれない部分だけをフォローしていけば良い。
これが永久に続いていけば、組織は強くなる。

 

ペイフォワードを他チームにも広げた

仕事から実験室をよく利用していた。そこで、目につく光景があった。他チームの新入社員や派遣社員の方が困っている光景だ。

「電子天秤の使い方がわからない」
「あのガラス器具、どこにある?」
「装置の使い方がわからない」

チームによって十分に指導に目が届かないことがあった。上に挙げた疑問は、簡単なことで少し誰かが教えてあげれば解決する。

そう思ってボクは、実験室で声をかけ始めた。

「何か困っていますか?」

すぐに疑問は解決した。理系社員にとって天秤の使い方、ガラス器具やその他装置の使い方は基本だ。この部分がわかれば、すんなり仕事が進む。

ペイフォワードし過ぎたのか、全く知らない新入社員から電話があり、「○○教えてほしいんですけど」と言われたこともある。話を聞いてみると、「同じチームの△△さんが、ナガマツさんに聞けばわかるって」と言っていたようだ(笑)。

あまりに質問が増えてきそうだったので、こう伝えておいた。

「△△さんにも、ボクが教えたから、わかることだったらまずは、△△さんに教えてもらってね」

 

この会社を辞めるまで、このペイフォワードを続けてきた。

 

後輩に対して「何か困っているの?」の一言で、中長期的に会社はうまくいく。

ぜひ、このペイフォワードという言葉を実践してほしい。

 

さいごに、「自分に余裕がなくてそんなのできない」という方もいると思う。
まずは、このS->Cでプライベートな時間を作り出す生産性向上を実践してほしい。

 

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